2002年度夏の青空学校では、昨年と同様に五日市青少年旅行村にて1泊2日のキャンプをしました。 雨の後だったため川の増水が懸念されましたが、当日は晴天にも恵まれ予定通りたくさん川で遊ぶことができました。 今回は年齢別に班を編成するといった試みの中、普段とは違った子どもの一面を見ることもできました。
午前9時にたづくり前集合でした。泊りがけの行事のため見送りに来ていた父母も多く、たくさんのお父さん・お母さんが見守る中でのはじめの集いとなりました。
班発表の後、地域紹介(各少年団の紹介)、校長先生のあいさつ、日程説明、諸注意と続きましたが、積極的に質問する子どももいて出発前から元気な顔を見せてくれました。
調布駅から電車に乗ってJR武蔵五日市駅へ向かいました。車内では仲の良い人同士、楽しそうに話をしていました。今回は年齢別の班編成だったため自然と班ごとに集まっていたようです。
途中、立川駅でのトイレ休憩をはさんで約1時間半後武蔵五日市に到着しました。
駅からキャンプ場(武蔵五日市青少年旅行村)まで約2キロの道のりをみんなで移動しました。最高気温33℃と厳しい暑さの中、小学校1年生の子どもたちも頑張って歩いていました。
1時間近く歩いたのでさすがに疲れた様子でしたが、川が見えてくるとはしゃいで走り出す子どももいました。
キャンプ場に到着後、車に積んであった荷物を運んでから昼食となりました。班ごとに集まって仲良く食べていた様です。
さっきまでの疲れはどこへいってしまったのか、食べ終わった子どもは早く川で遊びたいと水着に着替える準備をしていました。 水温・水深をチェックするため先に川に入っていた指導員を見て羨ましそうでした。
みんなで準備体操をした後、いよいよ待ちに待った川遊びです。水の冷たさなんて子どもたちには関係ないようで、夢中になって遊んでいました。一部流れの激しいところがあったため立ち入り禁止にしましたが、みんなちゃんと約束を守ってくれて安全に川遊びができました。
上流の方で集まっているのは岩の上から飛び込んでいるグループです。3メートルほどの高さでしたがほとんどの子どもが挑戦しました。
川遊びの後はみんなで食材の買い出しに行きました。昼食のとき班で決めたメニューにそって必要なものをスーパーで買いました。
低学年の子どもはさすがに疲れている様子でしたが、1人残らず徒歩で20分かかるいなげやまで行きました。
夕食作りでは各班の特徴がよく出ていました。1・2年生の班は指導員のやり方を見て火の付け方などを覚えていくといった感じで、中学生の班は逆にほとんど子どもに任せっきりの様でした。ただどの班にも共通していたのは、男の子がかまど作りや火おこしをして女の子が野菜を切るという風に仕事が分担されていたことです。 センターキャンプに行った子どもは小学3年生でも上手に火を付けていました。
今回のキャンプファイヤーは高校生指導員が中心となって準備から進行まで行われました。 ワイヤーを使って火の玉を送り点火するといった初の試みも成功し、スタートから大変盛り上がりました。
ファイヤー広場が狭かったので小さい子どもたちは暑かった様ですが、途中にゲームやセンターキャンプの報告を交えながら約15曲を熱唱しました。
ナイトハイクとは名ばかりで中身は肝試し。小さい子から順に林の中にあるお地蔵さんのところまで行って、アイスの引き換え券を取ってくるというものでした。
付き添っていった指導員までもが声をあげて驚くほどで、予定より時間がかかってしまいましたがみんな楽しんでくれた様です。
朝の集いをした後、早速朝食作りに取りかかりました。どの班も手間のかからないメニューを考えた様で、中でもそうめんにした4〜6年生の班は30分もしないうちに食べ始めていました。また前日残った食材を上手に利用していたところもあり、それぞれ面白い朝食が出来上がりました。 食べ終わった後はみんな早く川で遊びたいらしく、積極的に片づけを手伝ってくれました。
昨夜雨が降りましたが、増水することなくこの日も無事に川遊びができました。ただ午前中は気温が低いからか、中州で遊ぶ子どもが多かったようです。
2日目になると新しい友達ができた子も多く、同じ学年同士で集まって遊んでいる姿などを見ることができました。
川から上がったらみんなでスイカ割りです。小さい子どもから順番に挑戦しました。棒が軽かったので当たっても割れなかったりしましたが、最後は見事に命中!
スイカ割りが終わった後は指導員の作ってくれたカレーライスを食べて帰りの仕度をしました。
荷物をまとめたらみんなでキャンプの感想文を書きました。ひとりひとりこの2日間のことを思い出しながら書いてくれています。夏休み最後の週末に楽しい思い出ができたかな?
指導員は班の子ども全員の青空手帳にそれぞれメッセージを書いています。「また青空学校に遊びに来てね!」
行きと同じ経路で調布に向かいました。キャンプ場から武蔵五日市駅までの道のりも何だか短く感じた様です。みんな2日間いっぱい歩いたから体力ついたんだね、きっと。 電車の中では川遊び楽しかった〜とか、肝試し全然怖くなかったよ〜など指導員にもたくさん話しかけてくれました。
調布駅に到着したら集合場所と同じたづくり前で終わりの集いをしました。1日しか経ってないのにお母さんと久しぶりに会ったかのよう。最後に指導員の話を聞いてから班ごとに解散でした。